ピエール・オーギュスト・ルノワール Pierre-Auguste Renoir

ピエール・オーギュスト・ルノワール

13歳で陶器の絵付けの修行を始め、職人として働いていたルノワールは、1861年、後の印象派の仲間が多く在籍していたグレールのアトリエに入り、モネたちと知り合う。

その後、他の印象派の画家たちと頻繁に制作をともにするようになるが、
モネとの『ラ・グルヌイエール』での競作からもよく分かるように、きらめく水面に重点を置き見事に描き出しているモネ対して、生き生きとした人の営みをその絵の中心に描き出しているルノワールは、生来の人物画家であったといえる。

様々な交友関係によって多くの肖像画の仕事を得ていたルノワールは、印象派展への参加資格を失ってまでも、オフィシャルなサロンにも復帰し、また、その作風も伝統美術に合わせて調整された作品により、裕福で著名な人々に支持され、いち早く成功を収めた。